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モロッコのバカヤロー!
マラケシュからフェズに移動する前の日の出来事・・・
財布の中身がそろそろ尽きてきたので、ATMでお金引き出そうと、2000DH(約2万円)を入力。計算ではこれでモロッコの旅は事足りるハズだったのですが、いざお金が出てくるって段階でお金が出口?の所で詰まっている(驚!)あわてて引っ張り出すと200DH札が7枚で3枚足りない・・・600DHは何処へ・・・ATMは私設の両替商に併設されており、中にいたおっちゃんは鍵を持っていた。なので裏から開けてもらうも、「こっちのレシートにも2000DHと書いてある!」とそれっきり無視(!)「いやいや、そうじゃなくて出口の所に詰まってるんだよ!」と半泣きになりながら訴える。足りない600DHは日本で6000円程ですが、貧乏旅行者にとっては結構な額です。モロッコなら3日過ごせる金額。
それでも喰らいつくと「今日は日曜日、明日の9時に銀行が開くからそれからだ!」とまるでどっかの市役所のような態度。しかも運の悪いことに、明日は朝7時のバスでフェズへの移動の日。
私たちの選択肢は3つ。
①もう一度、バスセンターまで行って朝の便を夜の便に変更してもらい朝を待って再交渉。
②あきらめる(涙)
③ここで粘ってなんとかする!
幸いATMは私たちを最後に故障して動かなくなっている、後から誰かが使って詰まっている3枚を持っていかれるとは考えにくい・・・悩みました。
①の場合、朝まで待って取り返せる保証はない。その時のショックは計り知れない。しかも、宿は12時チェックアウト。夜の便の23時までどかかで待たなければならず、取り返せたならまだいいが取り返せなかった時は心身ともに大打撃を受けてしまう・・・
②も心身ともに大打撃・・・
③といっても誰に頼っていいか分からない・・・両替商のオヤジは相変わらず冷たい・・・
私はかつてこれほどまでに一国を恨んだ事・・・忘れもしない、雨で運休になったインドの列車払い戻しの件で駅で4時間ももめた時以来です。
たかがATM、たかが機械とはいえ、ナゼにたまたま並んでいた私たちがこんな事に・・・
こんな事ならすぐ後ろで「早くしろ~い!」とイライラしていたフランス人の親父に譲れば良かった・・・
夜の帳が降りる頃、私たちはバスターミナルまで行きました。結論としてはやっぱり6000円は大金。納得がいかない!断固としてモロッコと戦う!というか両替商のオヤジの対応がムカつく!
30分程歩いたバスターミナル。いったい変更にいくら取られるのかも分からないが、とりあえず聞いてみたい。幸いターミナルは開いている、が、窓口に明かりは灯っているものの人がいない・・・不安に駆られながら「多分お祈りでもしてんだろう、すぐ帰ってくるさ!」と都合のいい解釈をし、しばし待つことに。
40分後、掃除のおっちゃんらに「もう、営業終了だ!掃除すっから出て行け!」・・・撃沈・・・
バスターミナルからフナ広場の例のATMにダメ元でもう一度訪れた私たちの目に、なんとさっきまで死んでいたのに今は元気に稼動しているATMの姿が映ったのです。
④その場でATMが直るのを待つ。という第4の選択肢があったことに気づいた私たち・・・
問題のATM↓みなさん要注意です!隣は関係ないですがマクドナルドで見つけた猫達です。モロッコのバカヤロー!_c0007557_34039100.jpgモロッコのバカヤロー!_c0007557_34129.jpg

by tateshi-nabae | 2005-12-08 03:21 | モロッコ旅行記


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