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コンドル現る!
ナスカから熱っぽい体にむち打ち、アレキパという町へやって来ました。
チチカカ湖を挟んでボリビアまではもうすぐです。
ここに来た理由。ずばりコンドルを見るため(ヒロ子が!)
私はあんまり興味なし。。。でっかい鳥はちょっと苦手だし。
ツアー自体は17ドルとまぁまぁの安さだったので行ってきました。

いやぁー楽しかったのなんの!!!
途中2300mのアレキパの町から4000mまで、車窓には素晴らしい景色が広がり独りで世界の車窓からとかやってしまった(恥)
人生初の4000m。心配だった高山病も全くない。ヒロ子はちょと気分が悪かったみたい。アルパカというシカのような、ラクダのような妙な生きものを追いかけてちょっと走ってみたが、さすがにしんどかった。20mのダッシュで心臓がバクバク!ガイドにやめて!と叱られてしまった。

写真中・右、色とりどりの民族衣装。
コンドル現る!_c0007557_0505633.jpgコンドル現る!_c0007557_051761.jpgコンドル現る!_c0007557_0511943.jpg








コンドルは朝見れるというので、この日は3600mのチバイという村に宿泊。
途中から雨が降ってきて、村に着いたころには大雨に。
しばし休憩の後、みんなで温泉に行く。
アンデス山脈には活火山も多く、この村には硫黄の温泉が沸いていた。
水着に着替え温泉につかる。おっ!意外にも温かい。
外国の温泉で痛い目に逢っている2人(ゲキぬる温泉、アンドラにて)も、これこれ、これぞまさに温泉。まだ熱くても平気。
ただ、水深が1.5mくらいあるので、そのまま入っているとすぐにのぼせてしまう。あまり温泉に入り慣れてない外国人は真っ赤な顔。
屋内と屋外の2つの温泉にじっくり浸かりポカポカ(喜)
風呂に浸かったのっていつ振りだろうか?
トルコのハマムかアンドラの温水プールか?ううっ、、、認めたくない現実

さてさて翌朝、朝食は5時半。
村からコンドルのいる渓谷までは車で2時間ほど。
昨日の雨の影響か、崖沿いの未舗装が崩れ大型バスが落ちかけていた。
そのため、後続の大型車は足止め。その脇をすり抜けてさらに進むとグランドキャニオンよりも深いと噂のコルカ渓谷。
コンドルは3mもの巨体のため、上昇気流を利用しないと飛ぶことが出来ないらしい。なのでこんなに深い渓谷に住んでいるのか。
それにしても3mってデカ過ぎじゃないですか!?せめて60cmとか80cmでよいのでは、、、

何カ所かあるポイントに陣取り、じっとコンドルを待つ。
本格的なシーズンは5月以降らしいが、日頃の善行のおかげか、1羽のコンドルが
右から左へと音もなく飛んで行く。
羽がまだ白いので、青年のコンドルだ。それでも1mはあっただろうか?
しかしながら、私が見たいのは15年クラスの真っ黒な羽を持つ、渋コンドル。
お前などキムタクだ!若すぎる!! 森繁久弥クラスを持ってこい!
そして待つこと1時間、あきらめてかけた時どこからともなく上空をクルクルと旋回する1羽のコンドル。

大胆にもデジカメに近づくコンドル氏、意外にも手のひらサイズ(笑)
コンドル現る!_c0007557_0514873.jpgコンドル現る!_c0007557_0515911.jpgコンドル現る!_c0007557_0521071.jpg








遠目に見てもデッカい。それがだんだんと私たちの方へ近づいてくる!
来るっ!早くカメラ!カメラ!来るっ!来たァァァ、、、、!!いってもうたぁ、、、
あっという間にスーッと頭上を通り過ぎた森繁氏。
さすがの貫録に声も出ず。シャッターも押せず。手も足もでず完敗。
その後、立て続けに5羽のコンドルが出現。
雨上がりのクリアな空を、人間など眼中にないとばかりに悠々と飛ぶコンドル。
こんどるさんよぉ,俺ぁ、アンタに惚れちまったぜ!

コンドル現る!_c0007557_0522917.jpgコンドル現る!_c0007557_0524135.jpgコンドル現る!_c0007557_0525441.jpg








写真左。コルカ渓谷途中から見る山村。段々畑がきれい。写真中・右は最高到達地点4000m付近の写真

by tateshi-nabae | 2006-03-29 10:02 | ペルー旅行記


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