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ダージリンから下界へ・・・
涼しかったダージリンを後にし、一路ネパールへと向かいました。
標高2000mから長袖・長ズボンという格好で、5時間かけて下りたスィリグリという町は、インドの悪夢再び・・・・といった感じで容赦なく場違いな格好の二人を襲いました。改めてダージリンは、なんて天国のような所だったんだろうと思ってしまいました。
その日はバス・サイクルリキシャを乗り継ぎあれよあれよのうちに国境を越え、ネパール最初の町、カーカルビッタへ到着。毎度の事ながら、バスを降りれば次のバスがうまいこと来るし、バスの降り場にはリキシャが待ち構えているし、特に外国人旅行者がよく国境越えに利用するルートでは驚くほど物事がつつがなく運びます。(というより、考えるヒマを与えてくれない・・・)
ダージリンから下界へ・・・_c0007557_13315831.jpg
手前がインド側で橋の向こう側はもうネパールです。
ネパールでは近年、マオイスト派といわれる(いわゆる毛沢東主義派の人々)が、ゲリラ的活動を展開しており、決して安全な国とはいえなくなってきています。私たちとは逆のルートでカトマンズからダージリンへ来た人は、本来ならバスで17時間のところ、夜間は危険なためバスが走れず、仕方なくバス内で夜を明かし結局30時間もかかってしまったらしいのです・・・
その話を聞いていたので、普通でもしんどいバスの移動なのに30時間も狭い車内に閉じ込められたら、絶対発狂してしまう!と、それだけは避けるべくネパール側最初の町、カーカルビッタでの宿泊を決めました。
バスは朝4時出発、町に着いたのは夕方の6時ですから、もう宿では明日に備えて寝るだけでとくに何もしませんでした。人々の顔つきや、レストランの料理もインドの影響が強く、本当にここはネパールか?と最初は本気で疑ってました(笑)そういえば入国手続きも意外なほどスムースだったし・・・
結局、レストランの時計を見たとき、私たちの腕時計は15分遅れており、そこでやっと「あぁ、やっぱりここはネパールだ!」と確信するに至ったのです。
ちなみに日本とは3時間45分ほど違います。

by tateshi-nabae | 2005-07-29 22:20 | ネパール旅行記


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